スタンダードタイプより耐候性、耐食性を向上させた耐熱塗料であり、沿岸部等で通常より耐食性が求められる箇所に最適です。各種タイプがございますが、塗料の組み合わせにより、耐久性に差があり、この仕様の決定には必ず当社営業担当までご相談ください。

ステンレス箔耐熱塗料

特長

スーパーディフェンスはステンレス箔を含有した上塗り塗料です。色は限定されますが、耐食性・耐塩害性・耐衝撃性・耐磨耗性が優れており、各種プラント外面用に最適です。下塗りは要求事項に合わせた当社下塗りを選定使用してください。

荷姿

15㎏,4㎏(専用シンナーは16L,4L)

商品内容
耐熱
温度
商品名 色調 乾燥
膜厚
希釈率
(重量%)
標準使用量
(/㎡)
塗装間隔
(20℃)
㎛/回 刷毛・
ローラー
吹付 刷毛・
ローラー
吹付 最短
時間
最長
時間
300℃
まで
スーパーディフェンスSD-300 シルバーグレー 20㎛ 5~10 5~20 0.15㎏ 0.20㎏ 4時間
以上
30日
以内
600℃
まで
スーパーディフェンスSD-650 シルバーグレー 20㎛ 5~10 5~20 0.15㎏ 0.20㎏ 4時間
以上
30日
以内
  • 下塗りに関しては、各種要求条件により変わりますので選定には当社営業員までご相談ください。
  • 希釈にはSDシンナーを使用してください。
  • 乾燥膜厚は性能下限膜厚です。
  • 受注生産品の対応となります。
  • 基本的に外面用塗料であり、内面に使用した場合には十分な性能を維持できない可能性があります。

有機系耐熱ジンクプライマー

特長

シリコーン系樹脂に金属亜鉛末を分散させた高耐食性の耐熱塗料用のプライマーです。

  • この塗料は重防食用のプライマーとして当社上塗りの選択幅が広く、各種上塗りが使用できます。
  • SLZタイプはエポキシ変性シリコーン樹脂系ジンクプライマーであり、S-600プライマーZはストレートシリコーン樹脂系ジンクプライマーです。いずれも特に耐塩害性が優れています。
  • 一液型で、現場で二液混合する必要がないのが特長です。

用途

高度な耐食性、耐久性が要求される屋外プラント機器類。

荷姿

16㎏,4㎏(専用シンナーは16L,4L) ※S-600プライマーZは15㎏,4㎏

商品内容
耐熱
温度
商品名 色調 乾燥膜厚 希釈率
(重量%)
標準使用量
(/㎡)
塗装間隔
(20℃)
㎛/回 刷毛・
ローラー
吹付 刷毛・
ローラー
吹付 最短
時間
最長
時間
250℃
まで
SLZ-900プライマー グレー 20㎛ 5~10 10~20 0.20㎏ 0.25㎏ 24時間
以上
60日
以内
350℃
まで
SLZ-1100プライマー グレー 20㎛ 5~10 10~20 0.20㎏ 0.25㎏ 24時間
以上
60日
以内
450℃
まで
SLZ-1300Nプライマー グレー 30㎛ 5~10 10~20 0.25㎏ 0.33㎏ 24時間
以上
60日
以内
600℃
まで
S-600プライマーZ グレー 20㎛ 5~10 5~20 0.16㎏ 0.22㎏ 4時間
以上
60日
以内
  • 希釈にはSLZはSLZシンナー、S-600はSシンナーを使用してください。
  • 乾燥膜厚は性能下限膜厚です。
  • 受注生産品の対応となります。
  • 基本的に外面用塗料であり、内面に使用した場合には十分な性能を維持できない可能性があります。






耐塩害重防食使用

基本塗装仕様(300℃以下の施工例)

工程 使用塗料 塗装回数 塗装方法 乾燥膜厚
素地調整 ISO規格Sa2.5以上ブラスト処理(不可能な場合はISO規格St3.0以上)
下塗 ヒートップSLZ-1100プライマーグレー 1回 刷毛・ローラー又は吹付 20㎛
中塗 ヒートップS-300プライマーグレー 1回 刷毛・ローラー又は吹付 20㎛
上塗 ヒートップS-300上塗( シルバー/指定色) 2回 刷毛・ローラー又は吹付 (10㎛/20㎛)
↑又は↓
スーパーディフェンスSD-300シルバーグレー 2回 刷毛・ローラー又は吹付 20㎛

基本塗装仕様(600℃以下の施工例)

工程 使用塗料 塗装回数 塗装方法 乾燥膜厚
素地調整 ISO規格Sa2.5以上ブラスト処理
下塗 ヒートップS-600プライマーグレー 1回 刷毛・ローラー又は吹付 20㎛
中塗 ヒートップS-600プライマーグレー 1回 刷毛・ローラー又は吹付 20㎛
上塗 ヒートップS-600上塗( シルバー/指定色) 2回 刷毛・ローラー又は吹付 (10㎛/20㎛)
↑又は↓
スーパーディフェンスSD-650シルバーグレー 2回 刷毛・ローラー又は吹付 20㎛
  • 上塗を刷毛塗りすると、プライマーがにじむ場合がありますので塗装時にはご注意ください。
重防食タイプ塗装での注意事項
  1. 素地調整について:素材表面の油分はシンナーで拭き取り、ISOSa2.5以上のブラスト処理を行ってください。ブラスト処理が不可能な場合はサンダー等の動力工具を使用して、黒皮、旧塗膜、錆等の異物を完全に除去し、ISOSt3.0以上(表参照)の処理を行ってください。素地調整後エアーブロー等により、入念に表面の埃等を除去し、直ちに下塗りを行ってください。
    (400℃・600℃タイプの場合は、ISOSa2.5以上のブラスト処理を行ってください。)
  2. 気温5℃以下や湿度85%以上では塗装しないでください。
  3. 塗装間隔(インターバル)オーバーとなった場合はサンドペーパーで全面目粗し後に塗装してください。
  4. 塗料の使用量は、被塗物の形状や表面状態、塗装条件によって増減する事があります。
  5. 塗料は開缶後、容器の底の沈殿物を確認の上、均一になるまでよく攪拌混合してください。
  6. 保管は密閉して通風のよい危険物倉庫に火気厳禁で保管してください。